探偵業届出証明書とは?
探偵業を開始する際や情報変更する際に、公安委員会に届出が必要になります。その書類のことを、探偵業届出証明書といいます。
探偵業開始後はこの探偵業届出証明書を事務所の目立つところに表示することが義務付けられています。
なぜ探偵業届出証明書が必要なのか?
探偵業は、一昔前はグレーな業種でした。
何がグレーかと言いますと、調査が長引いたと言って追加料金を徴収したり、ターゲット側について、調査結果を隠蔽すると言ってお金をまきあげるなどのトラブルが頻繁に起こっていました。
そんな無法地帯だった業界を正すために、探偵業届出証明書の制度ができ、ブラックな探偵事務所は廃業となり、クリーンな業界へ変わりました。
ちなみに届出をせずに違法に興信所を経営していることが発覚した場合、法律に基づいた処分(逮捕など)を受ける可能性があります。そうなると興信所の運営を続けていくのが不可能になります。
行政処分を受けた探偵社は、営業停止を命じられたり、警察庁のホームページに社名が目立つように表示され、今後の営業に支障をきたすことになります。
このようなペナルティーがあるにも関わらず、今でも無届けの探偵事務所があるのでくれぐれもご注意ください。